幾何学分野 数学(幾何学)研究室

研究キーワード:主研究

研究に関連するSDGsの目標

教授 間下 克哉

教授 間下 克哉

Katsuya MASHIMO

研究室の学び

数学のテキストの「輪講」や「ゼミ」を主として行っています。決められたテキストをもとに、学生自らが計算をしたり、例を作ったりし内容を理解し、他の学生に対して解説をするという学習形態です。

そのような作業を繰り返すことによって、問題を整理すること、論理的に考えること、考えた結果をまとめること、さらにそれを解説することといった能力を養うことができます。

社会との接点

数学が社会に役立つと感じている人は多くないかもしれません。しかし、数学は現代の科学や技術の基盤であり、数学なしに現代社会は成り立ちません。

数学は、古代エジプトで発生した幾何学を起源として、数や図形を一般化・抽象化した概念をもとに、論理的に組み立てられた知識体系として発展してきました。一般化・抽象化によって難しくなってしまった反面、数学は、汎用性のある学問になりました。また、時間・地域等に依らない普遍性を持つことにもなりました。紀元前3世紀ごろに書かれたユークリッドの「原論」の一部の内容が、今でも中学校で教えられていることはその一例といえます。

一般に「数学=計算」と捉えられがちですが、数学を学ぶことは、問題を分析・整理し論理的に解決すること、さらにその内容を論理的に明快に説明するというプロセスの訓練としても重要な意義があります。

数学を学んだ人は、数学を学ぶことによって得られる抽象化、論理的思考および説明の能力をもとに、社会に貢献することが可能です。また、現代社会はそういう能力を持つ人を求めています。

主な研究テーマ

  • 学部の学生が、数学の新しい結果を出すことはほぼ不可能です。そこで卒業論文は、適当なテキストを定めて読み、その内容をきちんと理解してまとめたものを提出してもらっています。
  • この作業により、論理的に思考する能力、思考の結果を文書としてまとめあげる能力を養います。
  • テーマ(テキスト)は、毎年変わります。
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