研究室の学び

今の情報化社会において、コンピュータとネットワークは不可欠な要素になっています。本研究室では、情報を安全に処理したり、ネットワークを介して効率良くやりとりしたり、スマートフォンなどの携帯機器を上手く制御したりといった、他の様々なソフトウェアのために働くソフトウェア(システムソフトウェアや基盤ソフトウェアと呼ばれます)について研究、開発を行っています。

社会との接点

現在、実社会の中にある情報はインターネット上だけでなく、みなさんの身の回りの様々な場所に処理されるようになってきています。大きく分けると二つあり、一つは『インターネットの雲(クラウド)の向こう側』にあるコンピュータ群で情報が蓄積・処理されるクラウドコンピューティングです。もう一つは、『利用者の手元』にある非常に高性能の計算機(スマートフォン)が常時ネットワークに接続された状態でサービスを提供するユビキタスコンピューティングです。LINE、Twitter やFacebook のようなSNS やAmazon、Google のような様々なサービスは、みなさんの手元で常時使うことができますが、実はクラウドの中、つまりインターネットの向こう側で殆どの処理が行われています。一方で、ユーザの現在の居場所の情報のように、本質的にはユーザの持つスマートフォンの側でしかわからない情報もあります。つまり、ネットワークの向こう側とこちら側を上手に繋ぐシステムソフトウェアは、現在の高度情報化社会を支える重要な基盤技術となっているのです。本研究室の学びは、このようなネットワーク化された社会の最新技術を押さえながら、それを支える普遍的な基礎を身につけていきます。

主な研究テーマ

  • 仮想OpenFlow ネットワークの実現
  • OpenFlow 制御ネットワークの高信頼化
  • SDN 技術を用いたネットワーク攻撃防御
  • インターネット上の攻撃分布解析
  • Open WiFi の安全性検証基盤
  • スマートフォンのセンサを用いた屋内位置推定
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