航空操縦分野 航空操縦学

研究キーワード:主研究

研究に関連するSDGsの目標

教授 森田 進治

教授 森田 進治

Shinji MORITA

研究室の学び

私の研究室では、操縦教育の在り方について取り組んでいます。いかなる学問においても、その基礎となるものを学ぶことは必要であり重要です。とりわけパイロットという職業においては、基礎教育での学びが、将来信頼される乗務員になるための大きな礎となります。大学での教育は、まさに、その礎の構築を担うという点で、非常に重要です。大学での基礎教育がしっかり為されれば、自ずから応用も可能となります。当研究室では、将来を見据えた人材の育成を目指しています。

社会との接点

当研究室で行っている航空機の操縦についての研究は、操縦教育の在り方を含め、皆さんの目標の実現に大きく寄与しています。航空機の発達はめざましく、同じ機種でさえ、時代とともに装備されている機器に大きな違いが生じています。つまり、航空機に従事する者は、常に新しい機器に対する対応が必要となります。また現在は、航空機の装備等の発達により、2 名編成の航空機が主流となっており、これにより、ヒューマンファクター・CRM(クルー リソース マネージメント)・TEM(スレット アンド エラーマネージメント)に代表されるような新しい運航に対する考え方や知識が重要となっています。

大学での学習内容は、所謂一般的に教育と呼ばれるものになります。教育とは、すぐに役立つものではなく、種々の分野で活きる基礎となる知識、思考方法や行動能力などを教え育むものです。しかし航空操縦学専修では訓練と呼ばれるものがあります。訓練とは、人間の行動様式を変更したり、標準化したりする手法であり、具体的な一定の目標に達するための知識のみならず、意思決定能力や行動能力も付与するもので、操縦教育には必要です。

大学での教育、訓練を通じて蓄積したものは、卒業後に従事する職業に直結する内容となっており、この点が航空操縦学専修の大きな特徴になっています。

主な研究テーマ

  • 航空従事者技能証明(以下3 点)の取得に向けた準備及びその対応(航空従事者技能証明(事業用操縦士)、多発限定変更、計器飛行証明)
  • 航空従事者技能証明(自家用操縦士)を取得後の卒業研究
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