研究室の学び

制御工学、電気電子工学、機械工学の基礎を学ぶとともに、メカトロニクスやロボットについても学んでおります。これらの知識を生かして、人々の生活を支援する機器を考え開発できる人材を育成することを目指しております。またインターネットを介したデータ収集やインターネットを介した機器遠隔操作についての手法も教育しております。すなわち、現代の生活を豊かにする製品を開発するための基礎理論、手法を身につけることを目標にしております。

社会との接点

当研究室で行っている「空間知能化」に関する研究は、皆さんの生活、とくに独居高齢者の生活に役立つことになります。ここでは、まず対象となる空間(部屋)に各種センサーを設置します。センサーからのデータはインターネットを通じてクラウドサーバと呼ばれるコンピュータに蓄積されます。数多くのセンサーからの時々刻々のデータは莫大な量になりますが、このデータから対象となる空間(部屋)の状況把握を行います。この状況把握には計算科学の各種手法を用います。状況把握の結果は、異常事態(事故)を発見して緊急対応をするためにも用いられますし、対象となる空間(部屋)で生活している人の意図を読み取って、より快適な生活を支援するために用いることも可能です。

例えば、部屋の中にいる人の数、現在の室温、外気温の情報からエアコンのパワーを外部からコンピュータ制御することなどです。また、その部屋にいる人が読書中あるいは就寝中などの状況を推定して照明の自動調整を行うことも可能となります。さらには、ロボットを用いてより高度な生活支援を行うことも可能になります。但し、空間の知能化においては、プライバシー保護の問題は常に考えなければなりません。

主な研究テーマ

  • 放射線量の自動ツイート装置
  • キッチンの失火予防警報システム
  • 飲酒量モニターシステム
  • 室内人感センサーの高性能化
  • 音楽の視覚化
  • 各種環境下での服色を疑似再現する鏡
  • 茶運びロボット
© Hosei University
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