建設材料・施工分野 コンクリート研究室

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教授 溝渕 利明

教授 溝渕 利明

Toshiaki MIZOBUCHI

研究室の学び

私たちの周りにある道路や橋、鉄道、ダム、ビルなどの建物は、ほとんどがコンクリートでできています。このコンクリートでできた建物を長く使えるようにするための研究を当研究室で行っています。具体的には、使われるコンクリートの性質(どれくらい強いのか、暑さや寒さにどれくらい耐えられるのか等)を調べたり、コンクリートでできた構造物がどれくらい傷んでいるか調べる方法や傷んだところを治す治療法(補修方法)を開発したりしています。

社会との接点

コンクリートを構成する材料の一つであるセメントを1トン製造するには、約700kgのCO2が排出されます。このCO2を削減するために製鉄所から出るゴミ(スラグ)や火力発電所から出る灰(フライアッシュ)をセメントの中に混ぜ込んで、CO2の排出量を減らすとともに、スラグなどのゴミの有効利用を行うまさに一石二鳥のセメントの研究を当研究室で行っています。また、コンクリート構造物には様々な病気があります。その中に、塩分を取りすぎて起こる塩害があります。この塩害を早期に発見する方法として、レーダを用いてコンクリート自体を壊さないで調べる方法を当研究室で開発しました。この他にもコンクリートの中の鉄(人でいうと骨に相当するもの)が錆びてボロボロになっていないかどうか赤外線を使って調べる方法についても研究中です。これらは、建設されて古くなった構造物を調査するのにとても役立つ方法です。さらに、コンクリート中の砂や砂利が化学反応を起こしてコンクリート自体をボロボロにしてしまう病気(アルカリシリカ反応)を抑えるための薬品(補修材)の開発とその効果についても研究しています。当研究室は、皆さんの最も身近にあるコンクリートについて様々な研究・開発を行っています。

主な研究テーマ

  • レーダを使ったコンクリート中の塩分量推定方法の開発
  • 赤外線を用いたコンクリート中の鉄筋の錆の検知方法
  • 縮尺鉄筋を用いた配筋模型製作による立体視能力の向上
  • コンクリートが固まる途中でひび割れる現象の究明
  • アルカリシリカ反応を抑制する補修材の開発
  • CO2 削減のための新しいセメントの性質に関する研究
© Hosei University
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