物性化学分野、機能性材料化学分野 機能性物質科学研究室

研究キーワード:主研究

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研究に関連するSDGsの目標

教授 緒方 啓典

教授 緒方 啓典

Hironori OGATA

研究室の学び

私の研究室では、分子エレクトロニクス材料、有機-無機複合材料、ナノテクノロジー基盤材料、高分子材料等、将来の科学技術を支えていくことが期待されている様々な機能性材料の開発およびそれらを用いた各種デバイスへの応用研究、機能性材料の機能発現機構の解明に関する研究を行っています。化学系企業や電気系・機械系メーカー、大学、研究機関等で新材料開発に携わる人材を社会に輩出しています。

社会との接点

現在、再生可能エネルギーのひとつとして、太陽電池に注目が集まっていますが、当研究室で開発を行っている有機-無機複合型太陽電池は、従来の Si を用いた太陽電池に比べ、大幅な低コスト化・高機能化が期待されており、新規太陽電池構成材料の開発に関する研究が世界中で盛んに行われています。近い将来には次世代太陽電池として、太陽電池の普及に大きく貢献するでしょう。また、地球上で最も多量に存在するバイオマスである樹木構成成分のリグニンは、一部が香料等として利用されているだけで残りは燃料として利用するか、廃棄されているのが現状です。リグニンを付加価値の高い有機材料等に変換することで活用できれば、循環型社会の形成に大きく貢献することが期待されます。本研究室では、細菌を用いたリグニンの中間代謝物である芳香族有機分子を用いた様々な高機能性材料の開発を行っています。木質バイオマス資源の高機能材料への変換利用により、脱炭素社会を目指した資源循環・環境再生スキームを構築することができます。

主な研究テーマ

  • バイオマスを用いた機能性材料の開発
  • 単層カーボンナノチューブの金属- 半導体分離と物性評価
  • ナノカーボン薄膜への化学ドーピングによる物性制御と触媒特性
  • マイクロ波プラズマCVD 法により金属基板上に作製したナノカーボン薄膜の構造と物性評価
  • Bi 系ペロブスカイト化合物薄膜の作製と太陽電池特性評価
  • 新規量子ドットを用いた太陽電池の作製と物性評価
  • イオンビームを用いた次世代半導体材料の物質改変とデバイスへの応用
© Hosei University
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