情報科学・知能工学分野 データ工学研究室

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教授 三浦 孝夫

教授 三浦 孝夫

Takao MIURA

研究室の学び

当研究室では情報科学、特にデータベース、データ検索や人工知能技術を駆使し、データマイニング・ビッグデータ解析を主たる研究テーマにしています。 近年はWeb ページ、BLOG、Twitter などのSNS 情報が注目されていますが、基礎となる技術は単純です。でも大量なデータを高速に解析し“ 有用なパターン” を抽出する技術が必要です。

ここでは多様な分野から柔軟な価値観を求め、知能処理とデータ工学の融合と幅広い研究方法を学びます。

社会との接点

私は企業に勤めているときからデータベースの研究に携わってきました。データベース機構は高機能・高速・大量・高信頼であることが要求され、社会の基幹系システムとしての重要性を体験してきました。一方、変化が激しく多様な環境に追随するために常に柔軟性が要求されます。残念ながら、現実には妥協と性能のサジ加減をとる毎日でした。大学では、データベースに柔構造を与えることに力を注ぎ、本来の機能解明と構築を目指してきました。

20 世紀の最後10 年からインターネットを介した情報爆発の時代が到来しました。ここでは膨大な情報を解析し有用な情報を自動的にすばやく抽出することが求められています。これほどの大量のデータを扱える処理方式を目指して新たな研究の流れ“ データマイニング” が緊急の課題です。業務知識の経験をデータベース設計に反映させる時代から、統計学・確率・多変量解析と情報科学を適用して新たな知識を抽出利用する時代が始まりました。

当研究室では、多様な分野と柔軟な価値観のもと、国内外の企業・大学・研究者と積極的に意見交換しています。多くの学生が毎年のように国内会議・国際会議で成果報告をしており、常に最新の結果を反映させています。

主な研究テーマ

  • ゼミ生は国内外で以下の内容に関して積極的な発表(毎年20~ 30 件程度)を行っています。
  • 確率モデルによる日本語文書特性の分析と情報検索
  • 日本語や英語文書の係受け構造や連語の特性分析
  • Web ページランキングの高度化による有用情報抽出
  • 多重エージェントの協調処理による動的情報の分析
  • [ 過去の研究・発表論文 http://www.dbl.k.hosei.ac.jp/]
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