高校の修学旅行でオーストラリアを訪れた際に、英語が話せず悔しい思いをしたことをきっかけに、大学では海外に留学しようと心に決め、留学制度が充実している法政大学に入学。2年次の秋学期に、カリフォルニア大学サンディエゴ校に留学し、英語漬けの日々を過ごしました。日本人学生との関わりを少しでも減らそうと、滞在先は寮も選べましたがホームステイを選択。現地の授業では、子どものしつけに関する日米比較にチャレンジしました。まずは、参考になる英語の論文や記事を読んで知識を蓄え、次にヒアリング形式でアメリカ人学生の意識調査を行いました。そして、調査内容をレポートにまとめるまでの一連のプロセスの中で、リーディング・スピーキング・リスニング・ライティングの英語4技能をバランスよく高めることができました。帰国後はTOEFL I TP®がほぼ満点になり、数字として目に見える成果もありましたが、最大の収穫は、必ずしも完璧な英語である必要はないという気付きです。文法に縛られすぎず、身振り手振りも交え、単語が出てこなければ別の言葉で言い換える。例えば「洗濯機を使いたい」時に、洗濯機の英単語が出てこなくても、「服を洗いたい」と言えば伝わります。留学先では、こうした瞬発的な対応力も身に付きました。この先、英語が日常生活でも必須スキルになっていく中で、現地での経験は私に大きな自信を与えてくれました。